ショッピング、通信、生活インフラなど日常生活における消費を一つのグループが提供すサービスに統一することにより「ポイント」を効率よくお得に利用することが出来るいわゆる「ポイント活動(ポイ活)」の一種。
楽天グループが提供するサービスを利用する「楽天経済圏」を筆頭に「PayPay 」「au」「docomo」が4大経済圏と呼ばれている。
当サイトでは、その中でも経済圏の中で断トツ成熟している「楽天経済圏」と電子決済サービス「PayPay 」をヤフーショッピングを軸に展開し2大経済圏となりうる「PayPay 経済圏」のサービスを比較検証していきます。
初めの結論!
電子決済サービス「PayPay」を中心としたショッピングでの利便性はシンプルでかなり高いです。その一点においては「楽天」以上かも!ただ、経済圏と呼ぶにはまだまだ不十分。これからに期待です!
楽天経済圏は改悪が続いているが、生活インフラもカバーできる関連サービスの連帯性や質という面でまだまだ楽天より優れている経済圏は無いですね。ただ複雑化して新規参入者にとってわかりずらい側面が多いのも事実。
やはり「楽天」は強いがショッピングだけで見ると「PayPay」 が有利?
2021年から楽天SPUや、楽天証券の「改悪」が続き、ユーザーは不安になりましたが、まだまだサービスの幅と成熟度で行くと「楽天」は強いです。
ショッピング、カード、銀行、証券、ライフライン、など、楽天のサービスの網羅性は未だNo.1と言えます。
ただ、「経済圏」とまではいかずとも「ショッピングでお得に使いたい」というライトなポイ活ユーザーや、新規ユーザーにとってはPayPay はとても使いやすいじゃないかと思います。
最大還元倍率を考えると「楽天SPU」の方が上ですが、最近の「改悪」の影響もあり、達成までのハードルはなかなか高いです。その点「PayPay STEP」は最大倍率こそ「楽天SPU」に劣りますがシンプルで条件も少ないためかなり使いやすいです。
また実店舗での電子決済サービス 利用という点でも「PayPay 」のシェアは強いのでポイントを循環させやすいといったメリットもあります。
- 投資も考えているのであれば「楽天経済圏」
- お得にショッピングできれば良く、めんどくさいことは嫌!という方は「PayPay」
「PayPay」「楽天」両刀使い
最初にも述べましたがPayPayは、まだまだ「PayPay経済圏」と呼ぶには物足りなさは有ります。
しかしPayPay自体の利便性はキャッシュレス決済ツールの中ではNO.1ともいえるくらい利便性が良いです。
どっちがいいのかどうしても決められないかたはどっちも使っても全然問題ないと思いますよ!
かく言うわたしも両刀使いです。
- 双方のビッグイベントに参戦できる
- 大抵のキャッシュレス決済に対応できる
- 大抵のポイント付与に対応できる
「PayPay祭」や「楽天スーパーセール」などにメインビッグイベントにフル参戦できます(笑)
- 口座管理がめんどくさい
- ポイント還元が分散してしまう
なんといっても口座管理がめんどくさいですね、毎月引落金額を確認しそれぞれの口座に振り分けなければいけないので、そこは大変ですね。
私の場合はPayPayがメイン決済で楽天は普通預金金利と証券口座が目当てで利用しています。
PayPaySTEPで最大限の還元率を受けるための条件に
- 支払回数30回以上
- 決済総額5万円以上
というのがあるのでそこをクリアできるようにメイン決済はPayPayで使っています。
私にとっては検証した結果、楽天SPUの倍率よりPayPaySTEPの倍率を上げる方が簡単に高倍率を得れる条件でしたので現在のような形になりました。
こんな感じで「PayPay」も「楽天」も性格や環境によってメリットデメリットは変わりますので少し管理は大変かもしれませんが余裕があれば両刀使いでひやってみてください!
コアサービス比較
ここではそれぞれの経済圏のコアサービスを簡単に解説していきます。
ポイントシステム:「PayPay STEP」vs「楽天SPU」
常時14倍の「楽天SPU」はとても魅力的だが最大倍率獲得の為には投資で計9万とプレミアムカード(年会費1万1千円)の加入が必要と実はそれなりの資金力が求められるもちろん投資は自分の資産になるので単なる消費とは違うが、知識が無いとなかんか参戦しずらいのも事実です。
ポイントシステムについてもっと詳しく知りたい方は下記記事をご参照ください!↓↓↓
クレジットカード:「PayPay カード」vs「楽天カード(通常)」
どちらもほぼ性能に違いはないですが
大きな違いは
- 楽天は公共料金支払い時のポイント還元が0.2%(500円につき1ポイント)と下がってしまった。
- 保険や特典
という点です。
仮に電気ガス水道が付き20,000円だとしたらPayPayは200円楽天は40円です。
これだけだと些細ですが、年間に直せば2400円と480円と期間を追うごとに差は開いていきますので年単位で見ると馬鹿にならないですよね。
その分、、というわけではないですが「楽天カード」は海外旅行保険やプレミアムカードにはなりますが海外ラウンジの利用など特典があります。(詳しくは下記の別記事で解説しておりますのでぜひ見てみてください!)
どちらも高還元率の使いやすい「良いカード」であることは間違いありませんが、わかりやすいところだと「公共料金支払い」この差で優劣が付くかなという所です
電子決済サービス:「PayPay」vs「楽天Pay」
PayPay | 楽天 | |
---|---|---|
利用店舗数 | 355万箇所 | 500万箇所 |
還元率 | 0.5%~2.5% | 1.0%~2.5% |
キャッシュレス決済で重要な「店舗数」と「還元率」
店舗数では公式発表の数字上では楽天がかなりリードしているが、楽天は店舗数の多いチェーン店の加入率が高いイメージ。また、Suicaとの連携で電車をよく利用する方にとってはより使い勝手が良いサービスになった。
一方PayPayはもちろん主要なチェーン店は抑えつつ、地方の小規模店舗でもPayPayだけは使われていたりと、体感的には楽天Payよりも色んな所で利用できるイメージ。
どちらも基本還元率は同等だが、PayPayの方がアプリ単体での大きな還元イベントが「地方ごと」に行われたりするのでその場その場で使いやすい。
楽天は楽天市場と連帯したイベントが多い。
どちらも全国的にシェアは高いが、地方ではPayPay、電車利用の多い都市部では楽天Payの方がメリットを出しやすいのかなといった印象ですね。
ネット銀行:「PayPay銀行」vs「楽天銀行」
PayPay銀行 | 楽天銀行 | |
---|---|---|
普通預金金利 | 0.001% | 最大0.1%最小0.02% |
定期預金金利 | 最大0.03% | 0.02% |
ATM入出金 手数料 | 165円or 330円 | 220円or 275円 |
ATM入出金 無料回数 | 1回 (3万以上は常時無料) | 0~7回 (ハッピープログラムのランクによる) |
振込手数料 | 145円 | 145円 |
振込手数料 無料回数 | 通常は無し (残高3千万以上で5回) | 0~3回 (ハッピープログラムのランクによる) |
楽天銀行の普通預金金利は業界トップクラスの最大「0.1%」仮に最小だとしても0.02%なのでPayPay銀行とでは20倍の差だ
手数料もランクにもよるが最大7回まで取引が無料になる。PayPayは1回は条件なしで無料で2回目以降も3万円以上の金額を動かせば何回でも無料となる
ここのATM手数料については3万円以上おろしておけば条件なしで手数料が無料なので使い方によってはかなり良い条件にもなる。
しかしながらこの金利差だとやはり楽天銀行が優れているといわざるを得ない状況です。
ネット証券:「PayPay証券」vs「楽天証券」
楽天証券は、手数料や取扱商品や取引ツールなどすべてにおいて高水準で初心者からプロもメイン証券で使う最大手のネット証券会最です。
「SBI証券」と「楽天証券」は迷ったらとりあえずどっちかにしておけば間違いないとよく言われるほど信頼と実績が厚いです。
正直両社の証券会社としての完成度で見ると両社は比べられないくらい出来ることに差があります。
ただPayPay証券もメリットはあり、1000円からの少額投資が可能でIPO株(新規公開株)も1株から購入が出来ます。
取引画面なども初心者にわかりやすく作られていますし、漫画での解説などもあり、かなり初心者にフォーカスした構造になっている印象です。
「投資は怖いけどやってみたい、興味はある」という方にとっては、ゲーム感覚で投資の体系を学べるメリットは十分にあるといえます。
スマートフォン:「ソフトバンク」vs「楽天モバイル」
楽天のプランは1つしかなく「1Gまで0円」、「3Gまで980円」、「20Gまで1,980円」と段階的に上がっていき、最大でも2,980円で使い放題※1という破格さ。
※20Gを超えると楽天回線エリア以外は1Mbps
22年6月に現行のRakuten UN-LOMIT Ⅵプランが終了し、7月より新プランRakuten UN-LOMIT Ⅶがスタートすると発表された。
これにより代名詞でもある「0~1Gまで0円」のプランが廃止され最低料金が「0~3Gまで税込1,078円」になった。
私のように0円であることをいいことにサブ機としていいように利用していた人にとっては少なくないダメージ
しかしながら、最大税込3,278円で利用できるのはソフトバンクと比較すればまだまだ安く、また新プランは楽天ポイントの還元が増えたり、メイン経済圏として利用している人にとってはむしろ有利に働くこともありむやみに「改悪」ということではない。
一方のソフトバンクの現在のメインプランは「メリハリ無制限」というプランで「家族割り(最大)」や「光割り」といった割引プランを使って4,480円です。
利用通信量が3G以下の場合は自動的に1,500円割引されますのでその場合は税込2,980円で利用できます。
楽天の0円制度が廃止されたとはいえ、単純に料金だけ見るとまだまだ楽天に大きなアドバンテージがありますね。
あとはやはり
- 速度
- エリア
- 店舗(対人サービス)
といった当りが選択の要素になってくるんですが、
現在の楽天モバイルは自社回線を持ち、ドコモとauから回線を借りていたMVMO(いわゆる格安SIM)時代に比べ通信速度が安定しました。大手3社に比べても楽天回線エリア内であればそん色ない速度で利用できているという声が多いです。
エリアに関してはまだ大手3社ほど細かいところ(まあ田舎エリアです)までは網羅出来てはいないというのが体感としてありますね。エリアに関しては公式ページより確認できます。
そして人によっては重要な店舗サービスですが、これも比較対象にならないくらいソフトバンクの店舗が圧倒的に多いです。
やはり、スマホの使い方から故障かも?ってことまで店舗に行って対面で相談したいユーザーがまだたくさんいらっしゃいますからね。そういった意味では店舗数が多いのは強みですよね。
総括
コアサービス比較まとめ一覧
PayPay | コアサービス一覧 | 楽 天 |
---|---|---|
WIN | 「PayPaySTEP」vs「楽天SPU」 | LOSE |
WIN | 「PayPayカード」vs「楽天カード」 | LOSE |
DRAW | 「PayPay」vs「楽天Pay」 | DRAW |
LOSE | 「PayPay銀行」vs「楽天銀行」 | WIN |
LOSE | 「PayPay証券」vs「楽天証券」 | WIN |
LOSE | 「ソフトバンク」vs「楽天モバイル」 | WIN |
以上、最後までご覧にいただきありがとうございました。
ショッピング、通信、生活インフラなど日常生活における消費を一つのグループが提供すサービスに統一することにより「ポイント」を効率よくお得に利用することが出来るいわゆる「ポイント活動(ポイ活)」の一種。
楽天グループが提供するサービスを利用する「楽天経済圏」を筆頭に「PayPay 」「au」「docomo」が4大経済圏と呼ばれている。
当サイトでは、その中でも経済圏の中で断トツ成熟している「楽天経済圏」と電子決済サービス「PayPay 」をヤフーショッピングを軸に展開し2大経済圏となりうる「PayPay 経済圏」のサービスを比較検証していきます。